転職を見据えたキャリアの磨き方

転職を見据えたキャリアの磨き方とは、どうすれば良いのでしょうか。ネットで調べると真っ先に出てきそうな言葉はMBA(経営学修士)ですが、MBAは海外のアイビーリーグなど有力大学に行くから価値があるのであって、国内ではMBAで有名な慶應義塾大学や京都大学であったとしても、転職市場でほぼ無価値と言ってよいでしょう(経営コンサルタントでもしているなら別ですが)。勉強好きという印象を与えるくらいでしょうか。

転職を見据えたキャリアを磨く最も確実な方法は、やはり会社の仕事です。これをきっちりこなしましょう。一般的に中小企業は浅く広く(但し異動は少ない)、大企業は細分化した業務を専門的に担当しながら数年で異動してキャリアを築いて行く傾向があります。中小企業のあなたは、担当している業務の中から特化すべき専門分野を自分で見つけるべきです。何に特化すべきなのか、それは、中途採用サイトの募集要項を読めばわかってくると思います。それらを踏まえて、業務と密接に関連する資格を取得するのであれば、それは転職市場で売れる人材へと「値上げ」をしてくれるでしょう。資格取得を通じたキャリアアップはの良い例が、この「Fランク進化論」という記事です。参考に読んでみてください。

そして、仕事では敢えて難易度の高い業務にチャレンジしましょう。ミスしてもどうせ辞めるつもりの会社なので問題ないですし、一般的な会社は失敗を恐れずチャレンジする社員には寛容です。難しい業務は自分が、簡単な業務は他人に振ることで、あなたの転職市場における専門性は鋭く磨かれていくことでしょう。

なお、キャリアの築き方に関しては、木村剛氏の著書「投資戦略の発想法」が参考になります。古い本ですが、投資という視点からキャリアを考える方法は、戦略的な生き方には必要ではないでしょうか。

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