転職面接で良く聞かれる質問

Q なぜこの職種を希望するのか。

【解説】
転職は基本的に職種採用となるため、その業務に対して熱い想い、なぜその分野でキャリアを築きたいと思ったのか、やりがい等々は必ず聞かれる質問です。このサイトでは現在の業務の延長線上でキャリアを築いていくことを想定していますので、応募職種は毎日のように取り組んでいる業務になりますが、日々の業務は惰性で流していることがほとんどなので、事前に準備していなければ思った以上に上手く答えることができません。志望動機と同様、一度書き出しておきましょう。また、これも客観性が必須なので、一度は第三者の目を通した方が良いでしょう。


Q なぜ今の会社に入社したか。
 
【解説】
20代後半から30代前半の若手社会人であれば、新卒で入社した会社の志望動機は良く聞かれる内容です。新卒入社した志望動機など入社して半年もすれば忘れていることが常だと思いますので、過去のエントリーシートを引っ張り出してきて、面接で答えられるようにしておきましょう。


Q 他はどういう会社を受けているか。
 
【解説】
他社状況の確認のため、必ず聞かれる質問です。この質問に対して正直に「3社受けています」などと答えると、「それはどういった会社ですか」「どういった基準でその会社を選んだのですか」「内定したらどちらの会社に行くのですか」などと答えにくい質問の呼び水になってしまうので、ここは嘘でも「御社が1社目です」と言っておけば、それ以上突っ込まれることはありません。


Q いつ頃から転職活動を開始したか。
 
【解説】
他社状況とセットで良く聞かれる質問ですが、「3年前から活動を開始しています」などと言ってしまうと、「その間、どういった会社を受けましたか」と、上記と同じような質問の呼び水になってしまいます。「ずっと悩んでいましたが、実際に動き始めたのはつい最近です」くらいの回答が無難です。人事部も赤の他人の転職活動記録など分かるはずがありませんので、嘘であっても気にする必要はありません。


Q 今まで経験した経験の中で最も苦労した内容とその打開策について教えて欲しい。
 
【解説】
若いうちに失敗を重ねた人材はその分成長している・・・ということで、失敗談はよく聞かれる質問です。この際、死ぬほど苦労したエピソードを話したくて、募集業務と関係のない分野での話をしてしまう人がいますが、専門外業務での苦労話を他人に短時間で理解してもらうのは、かなり難しく、特に面接という場では上手く説明できず失敗に終わることが多いです。必ず募集業務の内容に沿った、面接担当者が理解しやすい苦労エピソードを語れるように準備しておきましょう。


Q 入社した後、他の部署に異動になっても問題はないか。
 
【解説】
大企業であれば、たとえ職種採用であったとしても、5年くらいで人事異動することは良くあることです。職種採用なのに異動を問題なしと答えて大丈夫かと思う人もいるかもしれませんが、この質問は、ある意味大企業で働く「覚悟」を試す質問なので、「今は××という業務を極めたいという想いが強いですが、自分の成長に繋がる異動であれば全く問題ございません」とでも回答しておけば大丈夫だと思います。面接官からこの質問が出る時点で、かなり内定に近いのは間違いないでしょう。


Q 職務経歴書に書いてある「○○業務」について説明してほしい。

【解説】
転職面接は、職務経歴書に沿って質問が行われることが殆どです。自分で書いた職務経歴書を眺めながら、各項目について分かりやすく説明できるかテストしてみると良いでしょう。特に過去担当した一時的なプロジェクト等については、詳しくは忘れてしまっていることはよくあるので、そういう意味で復習しておくことは大切です。逆に、あまり質問されたくない内容に関しては職務経歴書に書かない方が面接はスムーズに進むでしょう。


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なお、全般的に言えることですが、転職面接は聞かれることはほぼ決まっているので、想定問答を作成しておくことは非常に有用です。ワードやエクセルでまとめて、分かりやすく、無駄に長くならない回答になるよう工夫しましょう。

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